夏のある日、鶴見川の河口域のイヤシロチめぐりをする夢を見たので、鶴見川に行ってみた。
鶴見川河口は多摩川とは違って、両岸のほとんどがコンクリートの護岸になっている。隅田川をスケールダウンして田舎っぽくしたような景観だ。
特別いい風景ではないのだが、心惹かれるものを感じる。
「なんでだろう?」
私はその理由を考えてみた。
答えは、
「時が止まっている感」
田舎とかに行くと時が止まっているように感じられる場所がある。そして止まっている感じに強弱がある。私はそれを「時が止まっている感」と表現しているのだ。
大都市圏を流れる川であるにもかかわらず、鶴見川河口には強い「時が止まっている感」があるのだ。
護岸の階段に腰を下ろして日光浴をしているおじいさんがいた。スッポンポンだ。脱いだパンツで股間を隠しているだけ。私と目が合うとちょっと恥ずかし気な表情をした。
「東京湾に流れ込む一級河川のほとりで、素っ裸で日光浴をしているのは、たぶんあなただけだろう。が、恥ずかしがることはない。これからも続けてほしい」と私は心の中でつぶやいた。
私にはそのおじいさんが貴重な存在に感じられた。
天照を始めてから11年たっている。その間私は一度も旅をしていない。自分の場合、行先にイヤシロチを含めてしまうと、「イヤシロチめぐり」になり、旅の思いは味わえなくなる。
「遠くに行く際にイヤシロチに寄らないということは考えられない。天照をやっている間は、旅はできないな」
そう思っていた。
鶴見川は水質の悪さで日本一になった過去を持つ川。水も岸部もイヤシロチとして波動がどうのこうのというレベルではないので、波動を意識せずに風景を眺めることができた。
鶴見川までは私の家から直線距離でたったの6キロ。にもかかわらず、鶴見川の護岸を歩いているとき、私の心は明らかに旅をしていた。11年ぶりの旅だ。
鶴見川河口は多摩川とは違って、両岸のほとんどがコンクリートの護岸になっている。隅田川をスケールダウンして田舎っぽくしたような景観だ。
特別いい風景ではないのだが、心惹かれるものを感じる。
「なんでだろう?」
私はその理由を考えてみた。
答えは、
「時が止まっている感」
田舎とかに行くと時が止まっているように感じられる場所がある。そして止まっている感じに強弱がある。私はそれを「時が止まっている感」と表現しているのだ。
大都市圏を流れる川であるにもかかわらず、鶴見川河口には強い「時が止まっている感」があるのだ。
護岸の階段に腰を下ろして日光浴をしているおじいさんがいた。スッポンポンだ。脱いだパンツで股間を隠しているだけ。私と目が合うとちょっと恥ずかし気な表情をした。
「東京湾に流れ込む一級河川のほとりで、素っ裸で日光浴をしているのは、たぶんあなただけだろう。が、恥ずかしがることはない。これからも続けてほしい」と私は心の中でつぶやいた。
私にはそのおじいさんが貴重な存在に感じられた。
天照を始めてから11年たっている。その間私は一度も旅をしていない。自分の場合、行先にイヤシロチを含めてしまうと、「イヤシロチめぐり」になり、旅の思いは味わえなくなる。
「遠くに行く際にイヤシロチに寄らないということは考えられない。天照をやっている間は、旅はできないな」
そう思っていた。
鶴見川は水質の悪さで日本一になった過去を持つ川。水も岸部もイヤシロチとして波動がどうのこうのというレベルではないので、波動を意識せずに風景を眺めることができた。
鶴見川までは私の家から直線距離でたったの6キロ。にもかかわらず、鶴見川の護岸を歩いているとき、私の心は明らかに旅をしていた。11年ぶりの旅だ。
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