須走口登山道を歩き始めてすぐ、愛知県豊田から来た68歳のおじいさんと道連れになった。
おじいさんは七合目の小屋泊まり。一緒に泊まらないかとすすめられたが、その小屋は満杯で宿泊を断られた。
八合目の山小屋はすいていたので、そこで泊まることにした。夕飯を食べて30分ほどしてから、布団にもぐりこんだが、山のエネルギーのせいで体が熱くて眠れない。
しばらくすると、頭ががんがんしてきた。
「エネルギー当たり?」と最初は思ったが、そのうち頭痛と吐き気がしてきた。エネルギー当たりではなく、高山病だ。
真夜中の2時半、小屋の人が、山頂でご来光を見る人たちを起こしに来た。私も山頂でご来光を見る予定だったが、一睡もしていないし、頭痛と吐き気がおさまっていなかったので、下山することにした。
暗い下山道を懐中電灯で照らしながら下って行くのは、私一人だけだった。登山道の方には少なからぬ人の姿があった。
登山口に着く頃にはすっかり明るくなっていた。晴れ渡った空の下に雲一つない富士山の姿があった。
登山口でも標高2000メートル。頭痛と吐き気はまだおさまっていなかった。富士山を眺める気分ではなかったので、ふじあざみラインをすぐ下り始めた。
頭痛と吐き気がおさまったのは、ふじあざみラインを下りきってからだった。
前回の富士登山は日帰りでお鉢めぐりまでしたが、今回は宿泊したにもかかわらず八合目止まり。それでも前回よりきつい富士登山になってしまった。
おじいさんは七合目の小屋泊まり。一緒に泊まらないかとすすめられたが、その小屋は満杯で宿泊を断られた。
八合目の山小屋はすいていたので、そこで泊まることにした。夕飯を食べて30分ほどしてから、布団にもぐりこんだが、山のエネルギーのせいで体が熱くて眠れない。
しばらくすると、頭ががんがんしてきた。
「エネルギー当たり?」と最初は思ったが、そのうち頭痛と吐き気がしてきた。エネルギー当たりではなく、高山病だ。
真夜中の2時半、小屋の人が、山頂でご来光を見る人たちを起こしに来た。私も山頂でご来光を見る予定だったが、一睡もしていないし、頭痛と吐き気がおさまっていなかったので、下山することにした。
暗い下山道を懐中電灯で照らしながら下って行くのは、私一人だけだった。登山道の方には少なからぬ人の姿があった。
登山口に着く頃にはすっかり明るくなっていた。晴れ渡った空の下に雲一つない富士山の姿があった。
登山口でも標高2000メートル。頭痛と吐き気はまだおさまっていなかった。富士山を眺める気分ではなかったので、ふじあざみラインをすぐ下り始めた。
頭痛と吐き気がおさまったのは、ふじあざみラインを下りきってからだった。
前回の富士登山は日帰りでお鉢めぐりまでしたが、今回は宿泊したにもかかわらず八合目止まり。それでも前回よりきつい富士登山になってしまった。
今日、明日の2日で、富士山に行ってくる。
山頂で一晩過ごしたら、どのくらいエネルギーが充填されるか? すごく楽しみ。エネルギーで体が熱くなって、眠れないかもしれない。
山頂では500mlのペットボトルが500円。800円もするカップラーメンはさぞかしうまいことだろう。
下山後、体力に余裕があったら、山中湖のほとりにある石割山に寄ろうかと考えている。石割山には手力男命が宿ると言われているイワクラがあるのである。
山頂で一晩過ごしたら、どのくらいエネルギーが充填されるか? すごく楽しみ。エネルギーで体が熱くなって、眠れないかもしれない。
山頂では500mlのペットボトルが500円。800円もするカップラーメンはさぞかしうまいことだろう。
下山後、体力に余裕があったら、山中湖のほとりにある石割山に寄ろうかと考えている。石割山には手力男命が宿ると言われているイワクラがあるのである。

「熊野神社」東京都目黒区自由が丘1-24-12
東急東横線自由が丘駅 徒歩約5分。
高校生だったころ、参道わきにあった映画館によく学校をサボって行った。映画が始まるまで境内で時間をつぶした記憶がある。熊野神社を訪れるのはその頃以来だ。
拝殿は鉄筋コンクリート、本殿は石造り。見た目はいまいちだが、浄化力は高い。
9月1,2日は祭り。その時また行ってみよう。
祭りと言えば、明日、明後日は亀戸天神の祭り。明日は夜になると1,000個以上の灯明が灯される。富士山登山で頭がいっぱいになっており、すっかり忘れていたが、なにをおいても行くつもりである。
自由が丘には有名なパワーストーン・ショップがある。沖縄出身の方がやっている店だ。ついでなので覗いてみると、扱っている石の波動がそんじょそこらの店とは比較にならないほど高かった。
小学校2年の夏、祖母に連れられて、新潟県浦佐の叔母の家に行った。その時のことだ。
祖母と二人で近所を散歩していると、土地の子供たちがカブトムシとクワガタで遊んでいた。子供たちのわきの四角い缶のなかにはカブトムシとクワガタが20匹くらい入っていた。
「1匹分けてもらえませんか?」私のために祖母が子供たちに頼んだ。
子供たちは一番大きいオスのカブトムシをくれた。
子供たちのそばを離れてから祖母が言った。
「昭雄ちゃん、二つ以上ものがあって、そのなかの一つを人にあげる時は、一番いいものをあげるんだよ」
祖母の言葉は私の心にしみた。
私は実際のイヤシロチに行くことは勧めても、エネルギーグッズを自分から人に勧めることはしない。
それは、
「実際のイヤシロチを訪れた方が、エネルギーグッズでこちょこちょするよりも効くことが分かっているからである」
祖母の教えは今も生きている。
祖母はとても気の強い人で、近所の人たちからは嫌われていた。人間誰しも欠点があるということで・・・。
祖母と二人で近所を散歩していると、土地の子供たちがカブトムシとクワガタで遊んでいた。子供たちのわきの四角い缶のなかにはカブトムシとクワガタが20匹くらい入っていた。
「1匹分けてもらえませんか?」私のために祖母が子供たちに頼んだ。
子供たちは一番大きいオスのカブトムシをくれた。
子供たちのそばを離れてから祖母が言った。
「昭雄ちゃん、二つ以上ものがあって、そのなかの一つを人にあげる時は、一番いいものをあげるんだよ」
祖母の言葉は私の心にしみた。
私は実際のイヤシロチに行くことは勧めても、エネルギーグッズを自分から人に勧めることはしない。
それは、
「実際のイヤシロチを訪れた方が、エネルギーグッズでこちょこちょするよりも効くことが分かっているからである」
祖母の教えは今も生きている。
祖母はとても気の強い人で、近所の人たちからは嫌われていた。人間誰しも欠点があるということで・・・。

「静岡県富士宮 浅間大社から望む富士山」
来週、天気のいい2日を選んで、富士山に登ることに決定した。
前回は富士宮口登山道を登ったので、今回は須走口登山道を選んだ。富士宮口登山道のほうが楽だが、須走口登山道のほうは下山時、富士山特有の下山方法、砂走りができる。砂の斜面を豪快に駆け下りることができるのである。面白そうだ。
富士山の山頂の噴火口の周りをまわる「お鉢めぐり」。「お鉢めぐり」は時計回りに回るのが基本だそうだ。できれば逆回りしたいが・・・。
というのは、時計回りに回ると、浅間大社奥宮から最高峰の剣が峰までの急坂が堪えるからだ。しかし時計回りが基本ならば、時計回りに回ったほうがいいのだろう。
今からわくわくしている。頼む。晴れてくれ。
行く前に多摩川にある浅間神社に行って、木花之佐久夜毘売命に挨拶してこよう。
アセンション田園調布事務局相談係りの部屋のドアに、99人目のノックの音がした。
「どうぞ」相談係りが声をかけた。
部屋に入って来たのは青年であった。
青年は赤いはがきを差し出し、
「どうして自分が不合格なのか納得できません」
アセンション田園調布事務局は、大田区の住民すべてに、合否を知らせるはがきを出していた。合格した人のところには、緑のはがき。不合格の人のところには赤いはがき。
相談係りは、はがきに印刷された整理番号と名前をコンピューターに打ち込んだ。青年のデータが画面に出た。
「自分はエネルギーグッズで波動を高める努力をしました。だから合格レベルになっているはずです」
相談係りは青年のデータに目を通しながら、
「確かにせっせとやっていたようですね」
「ですから・・・」
「エネルギーグッズで波動を高める努力をしたその本当の目的は何ですか?
嘘を言っても無駄ですからね。コンピューターにはあなたに関するデータがすべて入力されていますので」
「・・・」
「もう一度、聞きます。エネルギーグッズで波動を高める努力をしたその本当の目的は何ですか?」
「女の子にもてるためです・・・」青年は消え入りそうな声で答えた。
「一番の目的は女の子にもてるため。二番目の目的は金運をよくするためですね?」
青年は無言でうなづいた。
「で、効果がありましたか?」
「いいえ・・・」
「女の子にもてるようにもならなかったし、金運もよくならなかったが、自分自身の波動は上がっているはずだ、そうおっしゃりたいわけですか?」
青年は口をとがらせて、
「でも波動の本には・・・」
「グッズを売るために書かれた本になんて書いてあるかを聞いているのではありません。実際がどうであるかを聞いているのです」
「自分自身の波動も上がっていないと思います、たぶん・・・」
「あなたの場合は、エネルギーグッズを使用する目的が間違っていたのではありませんか? 目的が間違っていたために波動を高めるのにプラスにならなかった。私にはそう思えてなりません。
まだ異議申し立てをしますか?」
「いいえ」
青年は肩をがっくりと落とし、すごすごと立ち去った。
100人目の相談者は水戸黄門のような髭を生やしたおじいさんだった。
おじいさんは赤いはがきを相談係りに手渡すなり聞いた。
「不合格者は地球と同レベルの星に連れて行かれるということじゃが、そこにはキャバクラはあるのかのう?」
「はあ?」
「キャバクラがあるかどうかを聞いているんじゃ」
「あります。ありますから、心配しないでください」
「安心した。たまには若い女の子相手にリフッレッシュせんとなあ。あんたもそう思うじゃろ?」
相談係りは賛同の意を表したかったが、立場上、無言でいるしかなかった。
部屋から出て行こうとするおじいさんに向かって、
「はがきをお忘れです」と相談係りは言った。
そうしてそれから、はがきに印刷された名前を読み上げた。
「天空昭雄さん」
「どうぞ」相談係りが声をかけた。
部屋に入って来たのは青年であった。
青年は赤いはがきを差し出し、
「どうして自分が不合格なのか納得できません」
アセンション田園調布事務局は、大田区の住民すべてに、合否を知らせるはがきを出していた。合格した人のところには、緑のはがき。不合格の人のところには赤いはがき。
相談係りは、はがきに印刷された整理番号と名前をコンピューターに打ち込んだ。青年のデータが画面に出た。
「自分はエネルギーグッズで波動を高める努力をしました。だから合格レベルになっているはずです」
相談係りは青年のデータに目を通しながら、
「確かにせっせとやっていたようですね」
「ですから・・・」
「エネルギーグッズで波動を高める努力をしたその本当の目的は何ですか?
嘘を言っても無駄ですからね。コンピューターにはあなたに関するデータがすべて入力されていますので」
「・・・」
「もう一度、聞きます。エネルギーグッズで波動を高める努力をしたその本当の目的は何ですか?」
「女の子にもてるためです・・・」青年は消え入りそうな声で答えた。
「一番の目的は女の子にもてるため。二番目の目的は金運をよくするためですね?」
青年は無言でうなづいた。
「で、効果がありましたか?」
「いいえ・・・」
「女の子にもてるようにもならなかったし、金運もよくならなかったが、自分自身の波動は上がっているはずだ、そうおっしゃりたいわけですか?」
青年は口をとがらせて、
「でも波動の本には・・・」
「グッズを売るために書かれた本になんて書いてあるかを聞いているのではありません。実際がどうであるかを聞いているのです」
「自分自身の波動も上がっていないと思います、たぶん・・・」
「あなたの場合は、エネルギーグッズを使用する目的が間違っていたのではありませんか? 目的が間違っていたために波動を高めるのにプラスにならなかった。私にはそう思えてなりません。
まだ異議申し立てをしますか?」
「いいえ」
青年は肩をがっくりと落とし、すごすごと立ち去った。
100人目の相談者は水戸黄門のような髭を生やしたおじいさんだった。
おじいさんは赤いはがきを相談係りに手渡すなり聞いた。
「不合格者は地球と同レベルの星に連れて行かれるということじゃが、そこにはキャバクラはあるのかのう?」
「はあ?」
「キャバクラがあるかどうかを聞いているんじゃ」
「あります。ありますから、心配しないでください」
「安心した。たまには若い女の子相手にリフッレッシュせんとなあ。あんたもそう思うじゃろ?」
相談係りは賛同の意を表したかったが、立場上、無言でいるしかなかった。
部屋から出て行こうとするおじいさんに向かって、
「はがきをお忘れです」と相談係りは言った。
そうしてそれから、はがきに印刷された名前を読み上げた。
「天空昭雄さん」
「九頭龍の滝」檜原村数馬

「竜神の滝」檜原村数馬

「払沢の滝」檜原村本宿 日本の滝百選に選ばれた名瀑。

「七代の滝」青梅市御岳

この中で一番のおすすめは、九頭龍の滝。注連縄は伊達ではない。別格レベルの波動なのである。
滝のすぐ下流に木の橋があって、その上に立っていると、浄化力の高い神社なみに浄化される。
「竜神の滝のそばに日帰りの入浴施設、数馬の湯がある。その敷地内で汲める四賢者の水と、上記四つの滝の水を混ぜ合わせて、試しに頭にかけてみると・・・。
その効果は、これぞまさしく天の泉」
檜原村周辺にはほかにも十くらい滝がある。すべて行ってみよう。

「竜神の滝」檜原村数馬

「払沢の滝」檜原村本宿 日本の滝百選に選ばれた名瀑。

「七代の滝」青梅市御岳

この中で一番のおすすめは、九頭龍の滝。注連縄は伊達ではない。別格レベルの波動なのである。
滝のすぐ下流に木の橋があって、その上に立っていると、浄化力の高い神社なみに浄化される。
「竜神の滝のそばに日帰りの入浴施設、数馬の湯がある。その敷地内で汲める四賢者の水と、上記四つの滝の水を混ぜ合わせて、試しに頭にかけてみると・・・。
その効果は、これぞまさしく天の泉」
檜原村周辺にはほかにも十くらい滝がある。すべて行ってみよう。
「バスツアーで富士山5合目に行ってきます(人´З`)」
I・Chloe☆さんがこのような書き込みをしたせいで、私の心は揺れている。富士山に登りたくなってしまったのである。
どうせ登るなら山頂の山小屋で泊まりたい。となれば今月中に登らねばならない。山頂の山小屋は8月31日までの営業なので。
富士山に登るとなると、月末に予定していた東北行きを先に延ばさなければならなくなるかもしれない・・・。
明日は休み。奥多摩に行く予定。奥多摩のイヤシロチでゆっくり検討することにしよう。
I・Chloe☆さんがこのような書き込みをしたせいで、私の心は揺れている。富士山に登りたくなってしまったのである。
どうせ登るなら山頂の山小屋で泊まりたい。となれば今月中に登らねばならない。山頂の山小屋は8月31日までの営業なので。
富士山に登るとなると、月末に予定していた東北行きを先に延ばさなければならなくなるかもしれない・・・。
明日は休み。奥多摩に行く予定。奥多摩のイヤシロチでゆっくり検討することにしよう。

「石神井公園」練馬区石神井台一・二丁目、石神井町五丁目
西武池袋線「石神井公園」下車 徒歩7分
石神井池のエリアと三宝寺池のエリアに分かれている。
三宝寺池のエリアは東京23区内とは思えないくらい自然が豊か。池を取り囲む丘の森が周囲の住宅地を完全に隠してしまっている。池に沿って造られた木道のベンチに腰を下ろして景色を眺めていると、山の中にいるような気分になってくる。
ここはおすすめだ。

「清水山憩いの森」東京都練馬区大泉町1-6
西武池袋線「石神井公園駅」成増駅行きバス
「土支田二丁目」バス停徒歩3分
東京23区内でカタクリが群生する唯一の場所。波動のいいせせらぎと池がある。さほど大きくないが、雰囲気のいい森である。

「武蔵野稲荷神社」東京都練馬区栄町10-1
西武池袋線「江古田駅」 徒歩3分
準別格レベル。強烈なタイプの波動で、刺すような刺激がある。似たような波動の神社が思い浮かばないくらい独特。
拝殿にはばまれ、本殿に近づけないので、境内を出て裏に回ってみたが、今度は分譲住宅にはばまれた。その分譲住宅は完全にエネルギーフィールド内に建っていた。

「新井薬師」東京都中野区新井5-3-5
西武新宿線 新井薬師前駅下車徒歩5分
JR中央線 中野駅下車(北口)バス5分
霊験あらたかと言われている御霊水汲み場が3ヶ所あり、近所の人たちがひっきりなしに汲みに来ていた。
発送担当の従姉が伊勢・熊野のイヤシロチ巡りに行って来た。
訪れた先は内宮・外宮・速玉大社・熊野本宮・大斎原(熊野本宮大社旧社地)。
「内宮より外宮の方が波動が高いように感じたんだけど?」
「正解。外宮の方が波動が高いよ」
どこが一番よかったかという質問に対して、
「内宮の御手洗場から眺めた、五十鈴川のほとりの山」という意外な答えが返ってきた。
そう言えば私自身も、五十鈴川のほとりの山を眺めていいなと感じた記憶がある。次回伊勢に行く時は登ってみよう。
訪れた先は内宮・外宮・速玉大社・熊野本宮・大斎原(熊野本宮大社旧社地)。
「内宮より外宮の方が波動が高いように感じたんだけど?」
「正解。外宮の方が波動が高いよ」
どこが一番よかったかという質問に対して、
「内宮の御手洗場から眺めた、五十鈴川のほとりの山」という意外な答えが返ってきた。
そう言えば私自身も、五十鈴川のほとりの山を眺めていいなと感じた記憶がある。次回伊勢に行く時は登ってみよう。
「目黒自然教育園」
・ JR山手線 目黒駅東口より目黒通り徒歩7分
・ 東京メトロ南北線/東京メトロ三田線
白金台駅出口1より目黒通り徒歩4分
●開園時間
9月1日~4月30日 9:00~16:30
5月1日~8月31日 9:00~17:00
(いずれも入園は16:00まで)
●入園料
一般・大学生 300円
小・中・高校生 無料
入り口を入って少し歩くと、道が二手に分かれる。左の道を選んだ。やがて池のほとりに出たが、そのころには森のエネルギーが体に充満しており、浄化が始まっていた。
蝉の声に混じって首都高の車の音が聞こえてくる。蝉のいない季節は車の音が気になるかもしれない。
一番波動がよかったのは水生植物園のそばの池。周囲の景色もその辺りが一番よかった。
閉園までの20分、その付近をぶらぶらして自然のなかのひと時を楽しんだ。
・ JR山手線 目黒駅東口より目黒通り徒歩7分
・ 東京メトロ南北線/東京メトロ三田線
白金台駅出口1より目黒通り徒歩4分
●開園時間
9月1日~4月30日 9:00~16:30
5月1日~8月31日 9:00~17:00
(いずれも入園は16:00まで)
●入園料
一般・大学生 300円
小・中・高校生 無料
入り口を入って少し歩くと、道が二手に分かれる。左の道を選んだ。やがて池のほとりに出たが、そのころには森のエネルギーが体に充満しており、浄化が始まっていた。
蝉の声に混じって首都高の車の音が聞こえてくる。蝉のいない季節は車の音が気になるかもしれない。
一番波動がよかったのは水生植物園のそばの池。周囲の景色もその辺りが一番よかった。
閉園までの20分、その付近をぶらぶらして自然のなかのひと時を楽しんだ。
「ただいま」
葛飾柴又の帝釈天の参道にある天照屋の暖簾を昭雄がくぐると、おいちゃん、おばちゃん、妹のさくらの三人は無言のまま目を見交わしたのち、目を伏せました。
「なんだい、ひとが久しぶりに帰って来たっていうのに、その不景気な面は・・・。帰って来ない方がよかったか?」
「そうじゃないのよ」さくらが言いました。「とうとうアセンションが起こるのよ」
「アセンション? そんなことより、おれ腹減っちゃったな。さくら、なんか食うもの作ってくれ」
さくらがこしらえてくれたチャーハンを食べ終わると、
「はらがいっぱいになったら、眠くなってきた。悪いけど、二階でちょっと横にならしてもらうよ」と言って、昭雄はトントンと階段を登って行ってしまいました。
おばちゃんは深いため息をつき、
「昭雄ちゃんにはことの重大さが分かっていないんだね」
「ほっとけ、あんなやつ」おいちゃんがはき捨てるように言いました。
葛飾区の住民すべてに、アセンション葛飾事務局からはがきが来ていました。アセンションに合格した人のところには、緑のはがき。不合格の人のところには赤いはがきが来ていました。おいちゃん、おばちゃん、さくら、そしてさくらの亭主のひろしの四人のはがきは緑でしたが、昭雄のはがきは赤でした。
合格者は緑の宇宙船に乗って、地球よりも次元の高い星に行きます。不合格者は赤い宇宙船で、地球と同レベルの星に連れて行かれます。
昭雄は2時間後に目覚めました。枕元に赤いはがきが置いてあるのに気づきました。はがきには次のような文章が印刷されていました。
「天空昭雄様
アセンション最終試験であなたは不合格となりました。一週間後に江戸川の河川敷に赤い宇宙船が着陸します。じたばたせずにそれに乗り込んでください。行き先は地球と同レベルの星です。自業自得と思い、諦めてください。
アセンション葛飾事務局」
「覚悟はしていたが、けっこうへこむ」昭雄はがっくりとうなだれました。
その夜、さくらとひろしの寝室。
「さくら、事務局に電話して聞いてみたんだけど、不合格者は緑の宇宙船に乗れないけど、合格者は希望すれば赤い宇宙船に乗れるらしい」
「そうなの?」
「兄さんをひとりにできないだろう?」
「ひろしさん・・・」
ひろしは寝返りを打ってさくらに背を向けると、
「さくらの好きにしていいよ」
アセンションの当日、赤い宇宙船のタラップのそばで昭雄はさくらに言いました。
「どうせおいらはやくざな兄貴。分かっちゃいるんだ、妹よ。でもな、意地ははっても心の中じゃ泣いているんだ、兄ちゃんは」
おいちゃん、おばちゃん、ひろしの三人は、赤い宇宙船の隣に着陸した緑の宇宙船に、もうすでに乗り込んでいました。
昭雄はタラップに足をかけると、
「さくら、故郷ってのはな・・・」
「えっ、何、お兄ちゃん」
故郷というのは愛する人のいる場所のことだ、お兄ちゃんには故郷がなくなってしまった、昭雄はそう言おうとしてやめました。
「何でもない。じゃあな、あばよ。達者で暮らせよ」
昭雄はタラップを登って行き、最上段で手を振ると、赤い宇宙船の船内に入って行きました。
「お兄ちゃん・・・」
両の目に涙をいっぱい浮かべてそうつぶやくと、さくらの脳裏に幼いころの思い出がよみがえりました。
昭雄とさくらは江戸川の土手の桜並木を手をつないで歩いていました。
「桜って花はほんとにきれだね」昭雄はそう言うと、手を伸ばして桜の花に触りました。
さくらも触ろうとしましたが、背が低いので届きません。
「お兄ちゃんが肩車をしてやるよ」
昭雄がしゃがむと、さくらは昭雄の肩にまたがりました。
「立ち上がるよ。しっかりつかまってろよ」
「うん」
昭雄が立ち上がると、桜の花がさくらの目の前にありました。昭雄の頭をつかんでいた手を片手だけ離し、そっと花びらに触れました。
「お兄ちゃん、摘んじゃだめ?」
「だめだよー」
「どうして?」
「だって、他の花と別々にしてしまったら、寂しがるだろ?」
「そうだね。かわいそうだね。摘むのやめる」
昭雄はさくらを肩に乗せたまま、桜並木を一往復してくれました。
「ひろしさん、ごめんなさい」さくらは心のなかでそう謝ると、赤い宇宙船のタラップを駆け上がりました。
船内に入ろうとした時、宇宙服を着た女の人に腕をつかまれました。
「これはあなたが乗る船ではありません。あなたが乗る船は隣の緑の船です」
「この船には私のお兄ちゃんが乗ってるんです。私もこの船に乗ります」
「この船の行く先の星は、地球と同じレベルの星です。争いもあります。病気もあります。お金の苦労もありますよ。それでもいいのですか?」
「かまいません」
さくらが固い決意を浮かべた顔で言うと、
「わかりました。どうぞご自由に」
宇宙服を着た女の人はさくらの腕を離しました。
葛飾柴又の帝釈天の参道にある天照屋の暖簾を昭雄がくぐると、おいちゃん、おばちゃん、妹のさくらの三人は無言のまま目を見交わしたのち、目を伏せました。
「なんだい、ひとが久しぶりに帰って来たっていうのに、その不景気な面は・・・。帰って来ない方がよかったか?」
「そうじゃないのよ」さくらが言いました。「とうとうアセンションが起こるのよ」
「アセンション? そんなことより、おれ腹減っちゃったな。さくら、なんか食うもの作ってくれ」
さくらがこしらえてくれたチャーハンを食べ終わると、
「はらがいっぱいになったら、眠くなってきた。悪いけど、二階でちょっと横にならしてもらうよ」と言って、昭雄はトントンと階段を登って行ってしまいました。
おばちゃんは深いため息をつき、
「昭雄ちゃんにはことの重大さが分かっていないんだね」
「ほっとけ、あんなやつ」おいちゃんがはき捨てるように言いました。
葛飾区の住民すべてに、アセンション葛飾事務局からはがきが来ていました。アセンションに合格した人のところには、緑のはがき。不合格の人のところには赤いはがきが来ていました。おいちゃん、おばちゃん、さくら、そしてさくらの亭主のひろしの四人のはがきは緑でしたが、昭雄のはがきは赤でした。
合格者は緑の宇宙船に乗って、地球よりも次元の高い星に行きます。不合格者は赤い宇宙船で、地球と同レベルの星に連れて行かれます。
昭雄は2時間後に目覚めました。枕元に赤いはがきが置いてあるのに気づきました。はがきには次のような文章が印刷されていました。
「天空昭雄様
アセンション最終試験であなたは不合格となりました。一週間後に江戸川の河川敷に赤い宇宙船が着陸します。じたばたせずにそれに乗り込んでください。行き先は地球と同レベルの星です。自業自得と思い、諦めてください。
アセンション葛飾事務局」
「覚悟はしていたが、けっこうへこむ」昭雄はがっくりとうなだれました。
その夜、さくらとひろしの寝室。
「さくら、事務局に電話して聞いてみたんだけど、不合格者は緑の宇宙船に乗れないけど、合格者は希望すれば赤い宇宙船に乗れるらしい」
「そうなの?」
「兄さんをひとりにできないだろう?」
「ひろしさん・・・」
ひろしは寝返りを打ってさくらに背を向けると、
「さくらの好きにしていいよ」
アセンションの当日、赤い宇宙船のタラップのそばで昭雄はさくらに言いました。
「どうせおいらはやくざな兄貴。分かっちゃいるんだ、妹よ。でもな、意地ははっても心の中じゃ泣いているんだ、兄ちゃんは」
おいちゃん、おばちゃん、ひろしの三人は、赤い宇宙船の隣に着陸した緑の宇宙船に、もうすでに乗り込んでいました。
昭雄はタラップに足をかけると、
「さくら、故郷ってのはな・・・」
「えっ、何、お兄ちゃん」
故郷というのは愛する人のいる場所のことだ、お兄ちゃんには故郷がなくなってしまった、昭雄はそう言おうとしてやめました。
「何でもない。じゃあな、あばよ。達者で暮らせよ」
昭雄はタラップを登って行き、最上段で手を振ると、赤い宇宙船の船内に入って行きました。
「お兄ちゃん・・・」
両の目に涙をいっぱい浮かべてそうつぶやくと、さくらの脳裏に幼いころの思い出がよみがえりました。
昭雄とさくらは江戸川の土手の桜並木を手をつないで歩いていました。
「桜って花はほんとにきれだね」昭雄はそう言うと、手を伸ばして桜の花に触りました。
さくらも触ろうとしましたが、背が低いので届きません。
「お兄ちゃんが肩車をしてやるよ」
昭雄がしゃがむと、さくらは昭雄の肩にまたがりました。
「立ち上がるよ。しっかりつかまってろよ」
「うん」
昭雄が立ち上がると、桜の花がさくらの目の前にありました。昭雄の頭をつかんでいた手を片手だけ離し、そっと花びらに触れました。
「お兄ちゃん、摘んじゃだめ?」
「だめだよー」
「どうして?」
「だって、他の花と別々にしてしまったら、寂しがるだろ?」
「そうだね。かわいそうだね。摘むのやめる」
昭雄はさくらを肩に乗せたまま、桜並木を一往復してくれました。
「ひろしさん、ごめんなさい」さくらは心のなかでそう謝ると、赤い宇宙船のタラップを駆け上がりました。
船内に入ろうとした時、宇宙服を着た女の人に腕をつかまれました。
「これはあなたが乗る船ではありません。あなたが乗る船は隣の緑の船です」
「この船には私のお兄ちゃんが乗ってるんです。私もこの船に乗ります」
「この船の行く先の星は、地球と同じレベルの星です。争いもあります。病気もあります。お金の苦労もありますよ。それでもいいのですか?」
「かまいません」
さくらが固い決意を浮かべた顔で言うと、
「わかりました。どうぞご自由に」
宇宙服を着た女の人はさくらの腕を離しました。
横浜市鶴見区獅子ヶ谷町の獅子ヶ谷市民の森に行って来ました。
森につづく住宅街の坂道をバイクで登っていると、森に近づくにつれて波動が上昇していくのがはっきりと分かって、面白かったです。
が、森自体の波動はよかったのですが、見た目は雑然としていて、いまいちでした。見た目で較べるならば、近くにある三ツ池公園のほうがきれいです。
横浜市には「何々市民の森」と名づけられた森がたくさんあります。お近くの市民の森もイヤシロチかもしれません。
森につづく住宅街の坂道をバイクで登っていると、森に近づくにつれて波動が上昇していくのがはっきりと分かって、面白かったです。
が、森自体の波動はよかったのですが、見た目は雑然としていて、いまいちでした。見た目で較べるならば、近くにある三ツ池公園のほうがきれいです。
横浜市には「何々市民の森」と名づけられた森がたくさんあります。お近くの市民の森もイヤシロチかもしれません。
大田区の大森東図書館に行ったついでに、すぐそばにある「平和の森公園」に2年ぶりに立ち寄った。
「平和の森公園」は運河を埋め立てて造った公園。多摩川台公園よりは下だが、一昨日訪れたX公園より明らかに波動が高い。意外だった。
もっとも波動が高かったのは、池の水。ここの池は湧水ではなく、おそらく水道水。にもかかわらず、池に近づくと、エネルギーがバーンと来るのである。波動の高さを考えると、竜神が棲みついていると思われる。
公園めぐりは面白い。次回のイヤシロチめぐりは山をメインにしようと考えていたが、また公園をメインにしてしまいそうだ。山の方が強力なのだけれども・・・。
「平和の森公園」は運河を埋め立てて造った公園。多摩川台公園よりは下だが、一昨日訪れたX公園より明らかに波動が高い。意外だった。
もっとも波動が高かったのは、池の水。ここの池は湧水ではなく、おそらく水道水。にもかかわらず、池に近づくと、エネルギーがバーンと来るのである。波動の高さを考えると、竜神が棲みついていると思われる。
公園めぐりは面白い。次回のイヤシロチめぐりは山をメインにしようと考えていたが、また公園をメインにしてしまいそうだ。山の方が強力なのだけれども・・・。
X公園に行って来た。
湧水もないし、丘でもないが、とても広く、緑の多い公園なので、期待していたのだが、いまいちの波動だった。イヤシロチかゲガレチかで言えば、イヤシロチではあるのだが、紹介できるレベルではなかった。
公園のわきの東名高速道路の騒音が非常にうるさい。木々や草は1日中、車の騒音を浴びている。それが波動上昇の妨げになっているのではないか。
車はたいがい波動がよくない。当然車が発する音も波動が悪い。高速道路の騒音公害は、ただ単に音だけの問題ではないことを考えさせられる。
湧水もないし、丘でもないが、とても広く、緑の多い公園なので、期待していたのだが、いまいちの波動だった。イヤシロチかゲガレチかで言えば、イヤシロチではあるのだが、紹介できるレベルではなかった。
公園のわきの東名高速道路の騒音が非常にうるさい。木々や草は1日中、車の騒音を浴びている。それが波動上昇の妨げになっているのではないか。
車はたいがい波動がよくない。当然車が発する音も波動が悪い。高速道路の騒音公害は、ただ単に音だけの問題ではないことを考えさせられる。

「小平神明宮」小平市小川町1-2573
JR武蔵野線「新小平駅」 車10分
西武拝島線「東大和市駅」 徒歩18分
拝殿の前で天空昭雄は両手で頭を抱えて苦悶していた。
小平神明宮に対する波動仲間のリーダーTさんの評価と自分自身の評価が異なっていたからである。
Tさんの評価は別格。昭雄の評価は準別格。
「小平神明宮は準別格の神社である」そうブログに書いてしまったら、Tさんとの関係がぎくしゃくしたものになってしまうかもしれない。
昭雄は本殿のわきに行き、清浄さのレベルをじっくりと見たのち、波動に意識を集中した。
「波動自体の高さは別格レベルと言ってもいいレベルだが、パワー感と浄化力が別格と言うには今一歩。
しかし波動自体の高さは別格レベルだから、別格レベルと書いちまうか?
いや、ブログに別格と書いたら、何時間もかけて、ここにくる人がいるかもしれない。そういう人のことを考えたら、ここを別格と書くわけにはいかない」
エネルギーグッズ屋を2年半もやっていると、お客さんに対する良心など微塵もなくなるのが普通だが、驚いたことに昭雄の心にはお客さんのことを思う良心が、ほんのかけらではあったが、残っていたのである。
「Tさんは御神体部分での測定。自分は一般の参拝客が立ち入ることができる場所での判定。
Tさんが別格と評価するからには、御神体部分では別格なのであろう。もしかしたら、天照大神の降神率が100%なのかもしれない・・・。
ああ、どうしたらいいんだ」
その時昭雄の頭に天啓のような名案がひらめいた。
「そうだ、ブログに書かなきゃいいんだ。書かなかったら、Tさんが気分を害することもない」
そう考えると、気分が一気に楽になった。
参道に御神水を汲む場所がある。汲んでいた人に聞いたら、「自分は生のまま飲んでいます」という返事だった。もし行くなら、ペットボトルを忘れずに。

「お伊勢の森 神明宮」武蔵村山市中央2-125-1
西武拝島線「玉川上水」より市内循環バス
「三本榎」下車 徒歩6分
JR中央線「立川駅」より立川バス
「箱根ヶ崎」または「三ツ藤住宅」行き
「三本榎」下車 徒歩6分
パワー感・浄化力という点では、小平神明宮を上回る準別格レベルの神社。小平神明宮とはちがって、ここの波動は分かりやすい。

「田無神社」西東京市田無町3-7-4
西武新宿線 「田無駅」 徒歩5分
JR中央線 「武蔵境駅」 バス10分
大国主命を祭る浄化力の高い神社。拝殿前にベンチがあり、長いしやすい。
作家としてデビューする前、五木寛之が下宿していた。

「野山北・六道山公園」
JR立川駅 バス 箱根ヶ崎駅行き「横田」バス停下車徒歩約10分
(上記のほかにも、いくつかのアプローチ・ルートがある)
波動のいい、きれいな森・せせらぎ・池。文句のつけようがないくらい、いい公園だ。とても広いので、ただ1周するだけでも3時間以上はかかるだろう。丘陵地帯にあるので、多少のアップダウンがあるが、傾斜が緩やかなので、山登りに比べればはるかに楽だ。
野山北・六道山公園付近の社寺

「十二所神社」武蔵村山市三ツ木5-12-6
1300年前に創建された古社。天神七代(てんじんしちだい)・地神五代(ちじんごだい)の神を祭る。石段を上がった丘の中腹にあり、いかにも村の鎮守と言った感じの神社。

「滝の入り不動尊」武蔵村山市三ツ木5-9-5
境内に湧く湧水は、「東京の名湧水57選」のうちの一つ。御神水として尊ばれている。
丘の斜面におびただしい数の石仏が立ち並んでいる。

「豊鹿島神社」東大和市芋窪1-2067
室町時代に建てられたとされる本殿は、都内で現存する神社本殿で最古のもので、東京の有形文化財に指定されているが、覆殿に覆われているので見ることができない。
浄化力の高い準別格レベルの覆殿のわきに椅子があり、長いしやすい。
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